ホイアン(中部)

 ベトナム中部ホイアン。ヨーロッパとの中継地でかつてはオランダ東インド会社の商館もあり、16世紀から17世紀に栄えた国際貿易港、当時日本人も多く住み、日本橋、日本人のお墓もあります。日本橋はベトナムの紙幣2万ドンにも描かれていて、日越の関係が強かったことを物語っています。現在ベトナムでは、コインはほとんど使用されていません。

 2万ドン紙幣は、為替変動もありますが約100円(2/ 7時点では2万ドン=112.77円)、日常生活で最も使われている紙幣です。日本から輸入した銅により通貨を作ったそうで、ドンと言われるようになったという話もあるくらい日本との貿易が盛んだったのですね。

 鎖国により関係が途絶えたのは残念です。開発による土砂の堆積で港が浅瀬になり、貿易港としての役割は近郊のダナンに移ることになったようです。夕刻撮ったものですが、写真から当時の賑わいを垣間見れるような気がします。

Yuji Sato

躍動するサイゴン川 ( 地上461m ベトナム最高層ビル Landmark81 より)

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